2008年 イギリス二人ドライブ旅行(前編)

b0301568_14143318.jpg2008年10月。ずっと夢だったイギリスでのドライヴ旅行が実現した旅となりました。しかも憧れていたコッツウォルズ地方を巡る旅。今回は久し振りに友人との二人珍道中。天気にも恵まれ、おいしいものも食べ、やさしい人に出会い、面白いこともたくさんあり、そして最後にはロックフェスティバルまで堪能できた本当に充実した旅でした。




1日目
燃料サーチャージがとても高くついたこの年。直行便は諦めてドーハ経由のカタール航空で関空から出発。ちょうど日付が変わった頃に離陸となった。ドーハまで11時間、さらにドーハからロンドンまで7時間の長いフライト。幸いにも夜中に発ったので機内でぐっすり眠れたため、そこまで長くは感じなかった。ドーハからの飛行機では親日派の乗務員(たぶんカタール人)がやたら話しかけてきた。どうやら知っている日本語を無理矢理にでも使いたい様子。「トウキョウ?ナゴヤ?」「ブッキョウ(仏教)?」とか。それとは別に私たちの横の席に座っていたパキスタン人もフレンドリーでやたら話しかけてくるが彼の英語が分かりづらい。さらには前の席の小さな女の子が振り向いてちょっかいをだしてくる。・・・なんだか、ある意味わきあいあいとした和みがあった。ヒースロー空港に到着したらスーツケースを転がし空港内のバスターミナルへ。そこからコーチ(乗合バス)でロンドン中心にあるヴィクトリア駅まで行く。コーチのチケットを買うため並ぶと目の前には先ほど機内で隣だったパキスタン人がいた。お互い「またお会いしましたね。」的な笑顔を交わす。「どこまで行くの?」と聞くから「ヴィクトリアまで」と答えると「俺もだよ!」と嬉しそう。「あっちでチケットを早く買えそうだ!3人で一緒に買おう!」と頼もしく言うので彼と一緒に買いに行った。係の人が「3人ですね」と言うと慌てて「あ、いや、支払は別だ!」とパキスタン人は取り乱していた。無事それぞれがチケットを買い、乗り場を探すことに。すると再びパキスタン人が「俺はたぶん乗り場は分かっている!ついてきな!」とまたもや指揮をとる。そのまま後を追う私達。でも結局彼も乗り場がわからず。「・・・・まあ、そのうちわかるさ。ここで待っていよう。」という。そうこうしているとヴィクトリア行きが目の前に入ってきてアナウンスもあった。ふと見回すとパキスタン人の姿がない。「あれ?どこか行っちゃったね。」と私達。しかしよくよく見ると遠くのほうで美女をナンパ中(笑)。アナウンスも聞こえちゃいない様子。「どうする?」「放っておく?」「でも一応教える?」となって友人が親切にも彼に伝えに走った。慌てて苦笑い気味でコーチに走ってきたパキスタン人。笑える。すると「旅行中お互い連絡を取り合おう!携帯番号をおしえてくれ。」という。はぁ?そんな必要ないですが。「持ってきていない」と断った。それぞれ離れて座った。約50分でヴィクトリア駅に着いた。時刻は午後4時前。ここでパキスタン人ともお別れ。「じゃあ、さよなら!」と手を振る。「携帯で話そう!」とまた言う。だからそれって意味ないっつ~の!駅から徒歩2分とあった情報のホテルに徒歩15分で着いた。部屋が狭くて汚くてガッカリ。でもロンドンだから7000円出したくらいじゃこの程度のホテルにしか泊まれないんだろうな、と自分に言い聞かせる。近くのスーパーとカレー屋さんでテイクアウトをしてその日の夜は簡単に済ませた。・・・あのパキスタン人はマンチェスターに行くと言っていたけど無事着いたのだろうか、などとどうでもいいことを思いながら就寝。





2日目

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この日は午前中だけロンドン観光の予定だった。早速チェックアウトを済ませ荷物はホテルに預けたまま地下鉄に乗ってビッグベンを見に行った。というか私の目的はビッグベン近くの大きな観覧車ロンドンアイだ!これには絶対乗ると決めていた。残念ながら友人は高所恐怖症で乗れないので一人で乗った。10時のオープンと同時にチケットを買いに並ぶ人々。それでもまだ朝一だったせいか待たずに乗れた。カプセル型の観覧車にはたくさん人が乗れる。私のは10人程度で乗りこんだ。30分かけて一回りするロンドンアイ。どんどん人も建物も小さくなっていく。ビッグベンさえもおもちゃのよう。テムズ川だけが遠くまで広がりを見せ雄大だった。降りる寸前に記念撮影のカメラが作動するタイミングがある。知らずに映ってしまった。ボーっと立っている私。2000円もする。いらん。ロンドンアイを出ると小雨。友人と合流し、ホテルに荷物を取りに行った。もう雨はやんでいた。それからヴィクトリア駅からコーチに乗り向かうは南のブライトン。海に面したリゾート地ブライトンは風が強い。少し道に迷いながらホテルにたどり着いた。かわいいホテル。ユニオンジャックの柄をモチーフにしたクッションや壁掛けがある。トイレの便器の蓋までユニオンジャックだった。海岸を少し歩いて街中を散策。おなかが空いてきた。せっかく海に面した街だからシーフードが食べたい。フィッシュ&チップスがいいかも!手頃な店を探す。なかなかありそうで無い。ふとおしゃれなバー風のお店に「シーフード」と書いてあった。高そう。でもおいしいそう。思い切って入った。おしゃれな店内にはまだ客がいなくて綺麗なウエイトレスさん二人が笑顔であいさつしてきた。メニューを見るとあった!フィッシュ&チップス♪さっそく二人で頼んだ。大きなフィッシュといっぱいのポテト!おいしい!満足満足。明日はいよいよレンタカーを借りる日。ホテルで早めに休むことにした。


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b0301568_14255041.jpg3日目
朝食はフルイングリッシュブレックファスト!普段は朝からあまりたくさん食べない私だがちゃっかり平らげる。チェックアウトを済ませちょっと離れたレンタカーショップにタクシーで行った。車を借りるまでの手続きに少しトラブル発生?なにやら受付のにぃちゃんがスムーズに事を運んでくれない。イラっとしたがなんとか借りれた。シルバーのシボレーだった。アメリカの車かぁ。でも小さめで私達が普段乗っている愛車と変わらない大きさ。友人がまず運転席へ。いざ、出発!ウインカーの位置が逆、とわかっていてもつい日本と同じ動作をしてワイパーが動く。二人ともドキドキしながらブライトンを後に、向うは海岸沿いに東。予定ではセブンシスターズとライとハートフィールド(くまのプーさんゆかりの地)を回ってあとは西に向かうつもりでいた。しかし、この日はすべて無駄となった。セブンシスターズをいつのまにか見過ごし、ライもわからず。そうこうしていると時間ばかり経つ。まずい。このままでは明日からの予定にひびく。ハートフィールドを諦め少しでも距離を稼ごうと西にとにかく向かうことにした。この日の宿は決めていなかったので午後4時頃になったら宿探しをすることにした。たまたまこの日だけ当日にホテルをとろうと決めていたのは今思えば幸いだった。もし前もってもっと西の町にホテルを予約していたなら、なにがなんでも夜になろうが車を走らせてたどりつかなければっと思い焦りまくっていただろう。それにしても午後4時の時点で未だにハートフィールドをちょっと超えたあたりにしか行けなかった。そろそろ宿を決めないと。一軒のチェーン店ホテルに入ってみた。残念ながら空き部屋なし。受付の女性は「このあたりでは今からだと探すのは難しいですよ。近くに村があってそこのパブのホテルなら必ず空いてるはずだから道を教えましょうか?」と親切にも言ってくれた。彼女の優しさにすがりそのパブに行くことにした。少し迷ったが小さな田舎にどっしりと構えたパブ発見。部屋は空いていた。良かった。あのホテルの受付嬢に感謝!パブの2階がホテルとなっている。そのようなパブとホテルが一緒になっている所はイギリスにはよくある。夕食はパブ店内で食べた。おつまみ系なフライ物だったが。そこのパブには看板猫がいた!お客さんみんなに「にゃ~」っとあいさつしている。かわいい!旅先ではいつも猫シックになる私。つい触って癒されたくなる。カメラを向けたらポーズをとってくれた。「明日は早起きしてとにかく観光を諦めてでもひたすら西に走ろう。」「モーターウェイ(高速)に乗って明日はバース近郊の宿を予約してるからそこへたどりつくことだけを考えて走ろう。」と友人と話した。この日のドライヴで運転に不安になった私達。この調子ではこの先ちゃんと観光できるのか、距離感が間違っていたのだろうかと心配でしょうがなかった。



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b0301568_14284793.jpg4日目
朝早めにホテルを出た。前日はずっと友人に運転を任せっきりだったのでこの日の出だしは私が運転した。運転しやすいシボレーで田舎道を走り抜けモーターウェイに乗った。ぎゃ~!凄いスピードで車が走っている。制限速度は70マイル(112km)だがみなさん150kmは出している。手に汗を握った。車線変更も命がけ。しかし、そのうち車の波に乗って80マイル近くまで出しても平気になった(ってそれも良くないが)。イギリスの運転マナーはとてもよく、譲り合い精神で運転しているのがよくわかる。日本と大違い!日本だとウインカーを出してもわざと車間距離を縮めて入れてもらえないことがよくあるがイギリスではどんなにスピードを出していてもウインカーで意思表示さえすれば入れてくれる。お礼のジェスチャーも忘れずに!やはり紳士の国なんだな~。途中のサービスエリアで友人と運転を交代。再びモーターウェイを走った。すると思いのほか距離が稼げた。やはりモーターウェイ!このままで行くと昼過ぎには楽にバースに着けそう。それなら予定通りの観光ができるんじゃない??ということで、途中でモーターウェイを下り、向かったのはストーンヘンジ!前日の夜に話し合った時点ではストーンヘンジとバース観光は諦めるしかない、と落胆していたが。「昨日の迷いに迷った道はなんだったんだろう?」と二人で腑に落ちないながらもこの日の順調なドライヴに喜ぶ。天気もいい!青い空に大きな白い雲がたくさん浮いている。風は少し強いが車の中はポカポカ春のよう。標識が分かれ道の寸前に出てくるので慌てて逆方向に曲がったりしたがストーンヘンジにたどり着いた。だだっ広い草原の中に突然現れる石の遺跡。駐車場に車をとめて、入場料6.50ポンドを払い見学した。晴天の日にこの遺跡を見れたのはラッキーだったに違いない。空の青と草原の緑に挟まれた大きな石の群れがまるで油絵で描かれた絵のように見える。草原には羊がいた。ああ、のどかだな~。ゆっくりとストーンヘンジを見学した後はバースの街に向かった。街中に入ると駐車場を探した。路上パーキングに縦列駐車をして、メーターにお金を入れ、レシートをフロントガラスの内側に置いておく。簡単だったが、初めてだったので近くを歩いていたおじさんに教えてもらった。バースでの観光はやはりローマンバス。今も温泉が出ているようでトイレの水道からも温かい温泉が出ていた。メインのグレートバスはさすがに趣があった。ローマンバスを出てバース・アビー前の広場を横切り、ふとかわいいカフェが目に入った。外の看板には「クリームティ」という文字あり!さっそく入った。大きめのスコーンにたっぷりのクロテッドクリームとジャム、そしてアールグレイティが出てきた。おいしい!やっぱりクロテッドクリームで食べるスコーンがいいよね!その後、イギリスではあちこちにある庶民の味方のスーパーマーケットM&Sで夜ホテルの部屋で食べる食糧を調達した。この庶民の味方M&Sは実にいい!食材が揃っていてどれもおいしい!サンドウィッチひとつをとっても日本のコンビニと比べ物にならないほどイケる。野菜や果物も一人分ずつに小分けされているし、ビスケットもおいしい!ドリンクも沢山ある。このM&Sが日本にもあればいいのに、と本気で思った。夕暮れになりホテルに向かった。バース近郊にあるロッジ風のホテル。周りは森と川しかないようなところだ。森の静けさに包まれながら早々と爆睡した。



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b0301568_14314466.jpg5日目
朝は豪華なダイニングで朝食をいただいた。朝食後にホテルの周りを少し散策してチェックアウトをした。この日からいよいよコッツウォルズ地方の観光スタート。まずはカッスルクームへ。この日も天気に恵まれた。小道を走り、たどり着いた小さな町カッスルクームは「最も古い町並みが保存されている」といわれている。グリム童話にでも出てきそうな町。見どころはわずか200mほどの道に並ぶ古い家々しかないがとても風情がある。小さな教会とマーケットクロスもかわいい。家先には無人販売のクッキーが売られていた。お金を勝手に缶に入れ、クッキーを買うという仕組み。それもまた田舎チックでウルウルしてくる程かわいい。 カッスルクームを出て向かったのはコッツウォルズの中ではちょっと大きめの町サイレンセスター。地元の人も多く活気ある町中でランチを食べた。私はキッシュを注文した。おいしい!ふと、気付く。一昔前は「イギリスにはおいしいものなんてない」というのをよく耳にした。しかし時代が変わったのだろう。この旅行では85%は当たりだった。こってり味でもなく量も多すぎず、結構日本人でも大丈夫なかんじ。ドイツの食事よりぜんぜん口に合う。キッシュに添えられてあった生野菜も香草が混じっていて美味。満足満足!


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サイレンセスターの後はコッツウォルズでは最もメジャーなバイブリーへ行った。「イングランドでは最も美しい村」といわれている。中でもアーリントンロウという小道に並ぶ民家はとってもかわいい!まさに古き良きイングランドの小道!その場にいると、ふと木陰から赤ずきんちゃんや、くまのプーさんが顔を出してきそうなメルヘンな世界。ウルウルくる。バイブリー・トラウト・ファームという公園もいい。木々と人工池と小川があり、癒される。


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b0301568_14363959.jpgバイブリーを後に向かうはこの日泊まる予定のボートン・オン・ザ・ウォーター。予約しておいたホテルは私好みの歴史あるホテル。18世紀に建てられた建物で実に趣がある。カギが大きなガチャガチャ回すもので、かわいい。ツインルームをとったのだがツインの部屋とさらにもうひとつ隠れ部屋があり、ベッドは3つ。広々!ファブリックもかわいい!テンション上がった!夕暮れのボートン・オン・ザ・ウォーターの町を散策した。ウィンドラッシュ川のほとりに少し賑やかな場所がある。川沿いはベンチがあり、みんなの憩いの場所。川にはカモが泳いでいた。夕日を背にしたイギリスらしい町並みでは時間がゆっくり流れているように思えた。ここでもウルウル。夕食にはテイクアウトの中華料理。そのお店で温かい気持ちになった。お店で働く人はみんな若い中国人。注文をしていると「餃子」というものがメニューではわからなくて「字を書く?」「でもどんな字だっけ」とモタモタしていたら厨房から出てきた男子が少し日本語がわかるというので餃子を注文できた。店を出る時には厨房から男子3人も出てきて見送ってくれた。「アリガトウ」と日本語で言ってくれたので「シェイシェイ」と返した。同じアジア人同士、なんだか親しみがお互い湧いたのだろう。テイクアウトしたものを見ると頼んでいない米菓子をサービスしてくれていた。そんでもってこの中華料理がおいしかった!ヨーロッパで食べる日本料理はマズいが中華はイケることが多い。なぜだろう。



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・・・・・後編に続く・・・・

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by over-the-ocean | 2008-10-21 14:12 | 2008年 イギリス | Comments(0)

2008年 イギリス二人ドライブ旅行(後編)

★前編からの続き★



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6日目
このホテルでも豪華なダイニングでおいしいフルイングリッシュブレックファストを食べた。チェックアウト後、ホテルの横にあるモデルヴィレッジを見学。ミニチュアサイズの古い町並みが観れる。まるでガリバーになったよう。それから車で向かったのはコッツウォルズの中でも穴場的なスローターズ。アッパースローターとロアースローターとあるが、どちらも素敵!本当にのどかで時空を越えてたどり着いたような場所。まだ早朝の静けさの余韻が残る中、小さな川の流れだけが動画となり、他は歴史の本の中の静止画とでもいうような・・・。数人の観光客と擦違うがみんな静けさのせいか小声であいさつをする。でもみんな笑顔、笑顔。知らない人同士でも自然と笑顔であいさつできる場所なんだな。もしかしたら、ここがコッツウォルズで一番素敵な所かもしれない、と思った。

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b0301568_1444201.jpg次に向かったのはストゥ・オン・ザ・ウォルト。しかしこの日、この町ではなにやら大イベントがあるらしく大勢の人がわんさか集まっていた。警察も沢山出動していた。車を停める所もない。しかたないので車で巡回しただけだった。町を出る途中住宅地へ迷い込み警官に止められた。「君らは見るからに道に迷っておるようじゃの~。どこへ行くつもりじゃ。」と聞かれたので「チッピングノートン」と言うと「そりゃ、全然違う方向じゃ!」と言って道を教えてくれた。何のイベントか知らないけど町中の住人がこぞって集まっているようだった。やっと町を出てチッピングノートンへ行った。「この町、何が見どころだっけ?」と二人でインフォメーションを訪ねた。デスクのおじさんにお勧めの観光スポットを聞いたら意外なことに応えに困ったおじさん。「・・いや~~、この町はたいしたものはないよ(苦笑)。あ、教会がいいかも!」だって。近くにあったおしゃれなカフェでお茶をして教会を見学し、この町を出た。


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続いてモートン・イン・マーシュに行った。しかしここも車に乗ったまま巡回だけで済ませた。でもここで超かわいい猫に会った。また住宅街に迷い込んだ私達。すると一軒の家から白黒で毛の長い猫が出てきた。まっすぐ私達の車の方に歩いてくる。窓を開けて「ネコちゃん!こんにちは!」と言うと「ニャ~ン」と返事して窓の下まで来た。さらには窓に前足を伸ばしてくる。かわいい!!!まるで私達に「迷ったの?どこ行くの?」と話しかけてくれたかのよう。癒された☆猫ちゃんに後ろ髪をひかれつつも向かったのはチッピングカムデン。はちみつ色の町並みは本当に素敵なのに町中全部といっていいくらい車だらけ。とにかく車が道端に縦列駐車しまくってある。写真を撮るのに困った。ちょっと残念。


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b0301568_14484258.jpgそれから私達はブロードウェイタワーに車を走らせた。山道を進んで人里離れた高台にタワーはあった。曇り空と強風の中にぽつんと佇むブロードウェイタワーはちょっと悲しげに見えた。でも、その隔離されたかのような哀愁漂う存在がかえって神秘的にも見える。タワーに入り螺旋階段を上ったらタワーの上に出る。天気が良ければ見晴らしも最高だったに違いないが、このどんより空の方がこのタワーには似合っていると思った。タワーを出て車に乗る前にさえないレストランでお茶をした。こんな辺鄙な所にある客の少ないレストランの女主人は無愛想だった。ブロードウェイの町に着いた頃には陽も傾きかけていた。小さいけれど田舎臭くない町ブロードウェイはどこかおしゃれ。高級ホテルもある。かわいい八百屋さんがあった。ハロウィンの季節だったので大きなカボチャが置いてあった。




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少しそぞろ歩いて、車で向かったのはこの日泊まるストラトフォード・アポン・エイヴォン。ホテルに着いたのは陽が沈む寸前の頃だった。女性好みのかわいいファブリックで飾られた部屋でホッとする。この町の観光は明日にして夕食をどこかで食べたい。オーナー夫人にお勧めを聞いたら近くのパブの料理がおいしいとのこと。早速行ってみた。パブの中は仕事帰りのサラリーマンや近所の人ですでに賑わっていた。このパブも古い建物で私好み。料理もやっぱりおいしかった。



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b0301568_14561961.jpg7日目
この日は午前中に観光を済ませてノッテインガムに向かう予定だった。しかし、シェイクスピアゆかりの観光名所を回っていると意外にも時間が押した。シェイクスピアの生家、彼の娘が嫁いだ家、彼の妻の実家、彼のお母さんの実家、さらには彼の孫娘の嫁ぎ先といった具合にこれでもかっというくらいの家巡りが観光スポットとなっている。確かにどの家も立派でアンティーク家具だらけで素敵。しかし、ガイドさんがいて突然長い説明をする。これで予定外に時間がかかった。やっと車に乗り込みいざノッティンガムへ!この日はノッティンガムのレンタカーショップに6時までに車を返さないといけなかった。時間はまだ十分ある。大丈夫!っとモーターウェイに乗った。途中サービスエリアで休憩。運転を交代して再び車を北に走らせる。しかし、突然大渋滞にハマった。なかなか進まない。なにか事故でもあったのだろうか?そのうちラジオからこのモーターウェイの先の方で事故が発生し渋滞となっている、という放送が耳に入ってきた。げげ!この速度でずっと渋滞ならノッティンガムに6時には着かない。困る。なんとか途中でモーターウェイを下り、下の道を走ることにした。しかしなぜかここでも渋滞!延々とノロノロ運転が続く。長く感じた。やっとノティンガムに着いたのは6時ちょうど。少し遅れても大丈夫だろう、と思いレンタカーショップを地図を見ながら探した。が、まったくわからない!「ノッティンガムでは車を運転しないほうがいい。イギリス人でも迷うようなゴチャゴチャした町だ」と聞いていたが本当にそうだった!迷路のよう。地図ではその先を曲がったあたりにある、と思っても寸前の道で一方通行となり進入禁止で遠回りをすることになる。さらに一方通行があり、また進路を変える。そうこうしているとどっちを向いて走っているのかわからなくなる。その繰り返し。頭が変になりそう。あたりはすっかり暗くなっているし。ヘトヘトになりやっとたどり着いたら早もう閉店してやがった!落胆した私達。それでも気を取り直して予約してある駅前のホテルまで向うが、ホテルに行くのもまた道に迷いまくる。「駅が目の前に見えているのに、また一方通行でここ入れない!!」っとキ~~ッとなる。駅近くのパーキングに一晩車を預けることにした。そしてやっとホテルの部屋に入った。グッタリ。「明日は朝一で車を返しに行こう!」と言ってみたが「明日は土曜だし、もし土日休みだったら・・・」「延滞料っていくらかな?」とか不安ばかりよぎる。近くのファーストフードで夕食を買って帰りホテルでウダウダしながら就寝。



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b0301568_1459263.jpg8日目
朝食を食べたら早速レンタカーショップに行った。昨日たどり着いたはずなのにまた迷う。も~~、イヤ!でも店は開いていた。借りた時と同様にまた手続きにもたつくのでイラッときたが延滞料も取られず無事返却。これで5日間のドライヴ旅行も終わった。ちょっと寂しい。でも、このノッティンガムではまた別の楽しみがある!二日間あるロックフェスティバルだ!昼頃に少しウインドウショッピングを楽しんだ後ロックフェスティバルの会場に行った。イギリスの年季の入ったロックファンだらけで満員御礼!背の低い私達だがステージ付近まで行き大いに楽しんだ。そこでは同じロックファンで以前からインターネット上では交流があったアメリカから来たベスとフランスから来たクレアとも初めて会えて嬉しかった。音楽が繋ぐ友情っていいものです♪それに大好きなミュージシャンとも会えて話せてハグしてこの上なくハッピーだった。






9日目
この日も朝からロックに浸る。ランチタイムで一度会場の外に出たが結局夜11時までフェスティバルを楽しんだ。本当に海外で観るランヴは良いです~~~。やめられません。

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b0301568_1503743.jpg10日目
朝早めにチェックアウトをしてホテルを出た。それから長距離バスに乗ってロンドンへ戻る。この日もいい天気。思えばこの旅の間はほぼ晴天だった。ロンドンでまず予約してあるホテルへチェックインした。が!このホテルがびっくりするほど汚い!!!狭い部屋は無理やりシングルルームにもうひとつベッドを押し込んだようなかんじで掃除なんてろくにしていない!ベッドカヴァーなんて最悪。汚れまみれだし破けているし。最後に泊まるホテルがこんなとは。ロンドンに泊まるならケチらず高めのホテルにした方がいいと、教訓になった。こんなホテルにいたくないのでさっさと観光に出た。観光の前に次の日のコーチのチケットを買っておこうと、駅に行くとチケット売り場は混んでいた。長い行列。その中に不思議な女性がいた。ひとりで話している。独り言などではなく、まるで私達には見えないなにかとおしゃべりをしているようだ。スペイン語っぽい。結構大声でその見えない妖精かなにかと話している。そのうち列に並んでいるみんなが彼女に釘付け。彼女がチケットを買う番になった。ちゃんと買えるのだろうかと思ったが窓口では普通にチケットを注文していた。でもチケットを待っている間もこっちを向いて妖精と大声で話す。わざとかな。もし他人に一人芝居を見てもらいたくてやっていたら大成功だ。もはや列に並ぶ人すべてが彼女を凝視。最後に大声で何かを発して去って行った彼女を見た私達の前に並んでいた黒人は大きく頭を振っていた。私達がチケットを買う番がきた。窓口にはおじさんが座っていた。しかし、このおじさんもまたひと癖ある。大の日本人好きだった!おじさんのデスクの上にはドラえもんやピカチュウといった日本グッズがあった。それに反応したら待ってましたとばかりに日本人大好きをアピール。「日本には女友達が何人もいて、よく訪ねて行くんだよ。広島にも行ったよ。」といって日本に行った時の写真を見せてくれた。日本人女性とやたらベッタリ並んで写っている。・・・なるほど!この人はまさに「ジャパニーズ専」と言われている人なんだ!ノッティンガムで知り合ったロンドン在住の日本人女性が教えてくれたことだがイギリス男性で日本人好きというのが結構いて日本人なら誰でもいい、というくらい日本人女性が好きらしい。このおじさんはまさにそれだった。ドラえもんの人形がやけに汚れていたのは毎回日本人女性が窓口に来るたびこのドラえもんを持ってお金をドラえもんが運ぶしぐさをしてウケをねらっているからだろう・・。どうでもいいが、日本についての話を結構していた。後ろにはまだ長い列ができていたというのに。ロンドン中心街で買い物を少しした。夕飯に入ったイタリアンレストランでの食事がおいしかった!夜は汚いホテルで渋々だが熟睡した。





10日目
朝早くホテルを出てコーチでヒースロー空港に向かった。空港内で買い物をした。フライトまでにはまだ時間があると思っていたのに警備の人らしき女性に声をかけられ「カタール行きに乗る日本人ですか?急いで乗ってください!走って!」と言う。でもまだ30分前じゃん。言われるまま走って搭乗した。でもなにごともなく、むしろ予定時間より遅れて飛んだ。・・なんだったんだ。カタール空港では3時間の待ち時間があった。ボ~っと座って人間ウォッチングなどをして過ごした。関空に着きバスで梅田に行きそこから電車で新大阪駅まで行き、満員の新幹線では立ったまま、無事我が家に帰った。やっと家で待っていた愛猫を抱きしめた。





追伸
この旅行が終わって10日ほどたったころに、なんとスピード違反の罰金請求が来た!いつのまにかイギリスでの気持ちいいドライヴに慣れ、違反をしてしまい取り締まりカメラに引っかかったらしい。旅行中「スピード違反してカメラにマヌケ面写されないようにしないとね~!」なんてふざけて言っていたのに冗談が本当になった。この旅にこんなオチが待っていようとは・・・・。どうせなら記念にその違反した瞬間に撮られた写真が欲しい。

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by over-the-ocean | 2008-09-21 15:11 | 2008年 イギリス | Comments(0)