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2007年 ドイツ ROCKな一人旅

b0301568_10401191.jpgドイツは1999年に初めて訪れその後2000年、2001年、2002年、2004年と2007年にも行っています。「6回も行くなんてよほどドイツが好きなのね?」とつっこまれそうですがドイツ旅行の目的のほとんどはロックコンサートで観光することが少なかったのですが2007年に訪れたときはコンサートを2日間観た後、約1週間初めて観光らしい観光をしました。ここではその2007年10月の旅行記です。





1日目
もう何度も乗りなれたルフトハンザ航空で関空からフランクフルトへ約12時間のフライト。フランクフルトに着いたのは現地時間の午後3時過ぎ。その日のうちに長距離列車でニュルンベルクまで移動しなければならなかった。4時の列車なら直行で行ける。しかしターンテーブルから荷物がなかなか出てこないので焦る。半ば4時の列車には間にあわないだろうと諦めかけた時に私のスーツケースが出てきた!急いでスーツケースを掴み、駆け足で空港内の長距離列車ホームに向かった。少し迷ったがギリギリ間に合った。約3時間でニュルンベルクに着いた。ニュルンベルクは観光地だけあって人が多い。ネットで予約しておいたホテルに直行。爆睡・・・・。



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2日目
この日は夜にライヴを観る予定。昼間はニュルンベルクの町並みを散策した。城壁に囲まれたこの街は観光客が多く活気付いていた。おもちゃ博物館ではたくさんのレトロな玩具に見入った。ランチに入ったレストランでスパゲティを食べたがまずかった。夕方ドイツの親友ニッキーとホテルで感動の再会をし、一緒にライヴを観に行った。海外で観るライヴはとても楽しい。楽しすぎてついはしゃぎすぎてしまう。そしてクセになる。ホテルに戻ったのは午前2時頃。グッタリ爆睡。




3日目
午前中ニッキーと列車でフルダへ移動。この日もライヴ目的。フルダの駅内のトルコ料理のファーストフード店で初めてトルコ料理を食べた。おいしい!ドイツではマクドナルドと同じ数ほどトルコ料理のファーストフード店があるらしい。フルダはたいした観光名所がないのでホテルで夕方までくつろいだ。この日泊まったホテルはスタイリッシュでおしゃれだった。朝食では変な形のポットにコーヒーが入れられて出てきたので笑えた。この夜もライヴでおおはしゃぎして午前様。ライヴ会場で風邪をひいていた人が多かったので軽くうつされたもよう。


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4日目
朝、駅のホームでニッキーと涙の別れをして向かったのはバンベルク。この日から観光がスタート。バンベルクは小ベニスとよばれるレグニッツ川の周りが観光スポット。旧市庁舎の趣ある佇まいが一番の名所といえよう。川にカモが楽しそうに浮かんでいたのがかわいかった。このバンベルクで泊まったホテルではツイていた。なぜかセミスイートなかんじの部屋の鍵をわたされた。アンティークな家具とキングサイズのベッド、バスルームは大きなバスタブと2つも洗面台があった。「何かの間違いでは?」「あとで多額の請求があるのでは?」とヒヤヒヤしていたが、ただただ日本びいきのオーナーの親切だった。「いい部屋だったでしょ?普段は貸さないのよ。でもあなたには特別!」と。ぐふふ、ラッキー!!



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5日目
この日はいよいよロマンティック街道で有名なローテンブルクへ。3回ほど列車を乗り継いで行かないといけない。本数も少ないのに1度降り損ねて見知らぬ町で下車した。戻るための次の列車まで1時間以上も足止めをくらうはめに。その小さい駅内でサンドウィッチを食べながら時間をつぶした。ふと「あなたは韓国人ですか?」と声をかけてきた青年あり。日本人だというと去っていった。韓国人だったらなんだったんだ?気になる。さらにイケメンポリスメンふたりにパスポートを見せろと言われビクる。やっとわけのわからぬ町を脱出し、いざローテンブルクへ!

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予定より大幅に遅れて着いたので駆け足で観光名所をまわる。なんといっても市庁舎の塔にのぼらなくては!素敵な石造りの螺旋階段をのぼり、木造の階段をのぼり、だんだん狭くて急な階段へとなる。やっと展望台に出るというところでちゃっかり番人がいて1ユーロをふんだくる。最後の短い階段はもはや垂直なはしごだった。展望台からの景色は想像通り素晴らしかった。ガイドブックでよく見る風景ではあったがやはり本物は圧巻!市庁舎を出たところで突然10人くらいの子供に囲まれた。いったい何事か?するとその中でも一番しっかりしているとみられる男子が「日本人ですか?ヘルプしてください。」という。ややこしいことにならねばよいが・・・。「はい、なんでしょう。」と私。「この日本語の意味を教えてください。」とプリントを差し出す。見るとプリントの1行に「ehagaki」とあった。なんだ、そんなことか。「post cardのことよ。」と教えてあげるとみんな一斉にワーッと喜んだ。な、なんて純粋な子供たちなんだろう。この世の中にもまだこのような子供たちがいたとは。We are the worldでも歌おうではないか・・・!記念に子供たちの写真をパチリと撮らせてもらった。次に向かったのは「中世犯罪博物館」。ホラーフリークの私にとってはここを外すわけにはいかない。中世のおしおきグッズがたくさん展示されていた。とにかく展示物が多くて思いのほか時間をくった。いかんいかん、夕日が沈むまでに行きたいところがあるのよ。急いで城壁を出て向かったのは二重橋。途中の民家にかわいい黒猫ちゃんとその飼い主がいた。あまりにもその猫ちゃんがかわいかったので見つめていると不審がられた。二重橋から見るローテンブルクのアプローチもまた素敵だとのことだったので期待していたのだがそれほどでもなかった。長い道のりをまた戻る。それから最後にどうしても写真に収めたいプレーンラインという一画に向かった。
b0301568_10451253.jpgしかし人通りが多い。車も通る。いい写真がなかなか撮れそうにない。それなら待ってやる!その一画から人も車もいなくなるまでひたすら待った。陽が沈むと一気に寒くなる。いつまでもベンチに座っている私を怪しむ近所のショップオーナー。午後7時を過ぎてやっと人も車もいなくなった。暗がりに浮かぶ灯の色がきれい。パシャッ、パシャッと何枚も撮った。満足満足。ホテルへ帰る途中でトルコ料理のファーストフード店で夕食を買った。このローテンブルクで泊まったホテルも素晴らしかった。1536年に建てられた館を改造したプチホテルでインテリアや家具がかわいらしくてまるでドールハウスの中のようだった。屋根裏風な造りの部屋はとてもキュート。そこのオーナーのおじいさんもやさしい人だった。





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6日目
次の朝の朝食の時、ホテルのオーナーとおしゃべりをしていて私が「今日はカールスルーエーまで行く」と言うと「それじゃ、列車で食べるランチ用にサンドウィッチを作ってあげよう。」と言ってくれた。なんと優しい!チェックアウトのときに茶色の紙袋にオーナーの手作りサンドウィッチとりんごを入れて持たせてくれた。このホテルもいつかまた訪れたいホテルのひとつとなった。列車を3度ほど乗り換えて向かうカールスルーエーは友達に会うために寄った。久しぶりに再会したミッキーはパパになったばかりだった。ミッキーとサンドラの娘ミーナはまだ生まれて1週間しか経っていなかった。軽く風邪をひいていた私はうつしてはいけないと思いミーナには触らなかった。その代わりミッキーの家には2匹の猫がいた。おもいきり猫と遊んだ。ミッキーは家を買って自分用のスタジオ(彼はミュージシャン)を造っていた。小さいけれどフル装備の彼自慢のスタジオで年明けに発売する予定のCDの曲をいくつか聴かせてくれた。ミッキーは次の朝早く仕事に出るとのことだったのでその夜のうちにお別れをした。私は彼のスタジオのソファーで眠った。
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7日目
朝、サンドラが「大変なことになってるわ。ストライキで列車が動いていない区間があるわよ!」と。私のその日の予定は何度か乗り継いでリューデスハイムに行くつもりだった。ネットで調べると問題なさそうだったのでサンドラにカールスルーエーの駅まで車で送ってもらい列車でフランクフルト中央駅まで移動した。しかし、そこからリューデスハイムへの直行列車に乗る予定だったのにストライキで動かなく、3時間足止めをくらった。いつまでたってもその直行が動かないのでしかたなく一度マインツまで行きそこから乗り継ぎながらどうにかリューデスハイムにたどり着いた。予定より大幅に遅く着いた。予定ではその日のうちにライン川クルーズを楽しみたかった。最終のクルーズの時間は16:00。もしかして間に合うかも!駅からホテルまでスーツケースを引きづりながら走った。息を切らしてホテルに入り受付の女性に「16:00のクルーズに間にあうと思います??」ときいたら「大丈夫ですよ。荷物をここにおいていってらっしゃい!」と。受付にスーツケースを放り出して川岸に向かって走った。なんとか間に合った!ストライキのせいでおもわぬ遅れをとったが結果オーライとしてデッキに座りながら優雅にクルーズを楽しもうではないか。しかしデッキは寒かったのですぐさま船内に逃げ込んだ。船内は食事ができるようにテーブルがずらりと並んでいて多くの観光客がそれぞれ席を陣取っていた。私は食事をするつもりもなかったのでひとりで窓辺に立って景色を見ていた。すると後ろから「ニホンジンデスカ?」と声が。振り返ると船内で働く男子。どうやら日本人が大好きらしい(腕には芸者のタトゥーあり)。暇つぶしに話していると音楽の趣味がピッタシカンカンだった。もう景色をそっちのけで「あのバンドがいい」「あの曲がかっこいい」と盛り上がる。ライン川のメインのローレライが見えても「ああ、あれか」というかんじでチラッと見てまたロック話に戻る。そんなこんなであっという間に船を下りる予定のザンクトゴアールに着いた。そのロックオタクで日本人好きな彼に「ケルンまで乗っていけば?夕食を一緒にどう?」と誘われたが丁重に断った。小さなザンクトゴアール駅から列車でリューデスハイムに戻った。この日の夕食はちょっといいものでも食べようとホテルのレストランでチキン料理を食べた。が、おいしくなかった。というよりドイツの食事は日本人には合わないと思う。チョコレートとコーヒーは好きだけど。毎回ドイツでは食事にウンザリする。




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8日目
この日は終日リューデスハイムを散策した。ゴンドラに乗ってぶどう畑の上にあるニーダーヴァルト記念碑が立つ山頂へ行く。ゴンドラから見るぶどう畑が一面黄色に染まってなんともヨーロッパの田舎らしい。山頂からの絶景はさらに輝いていた。ぶどう畑とライン川の流れ、さらには向こう岸のビンゲンの町まで見渡せる。そこからさらにハイキングコースが隣町のアスマンスハウゼンまで続いていた。はりきって歩いたがあまりにも遠いので途中で引き返した。その道中でまるで映画の中で見るような馬車が走って行った。観光客を乗せているかんじではなかった。おそらく馬車で旅をしているジプシーであろう。かっこよかったので写真をパシャリ。小さなスーパーでお土産を買い込んでホテルに戻った。
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9日目
観光最後のこの日はマインツへ移動。駅前の小ぎれいなホテルにチェックインして街を散策した。しかし日曜だったせいか街は静かだった。大聖堂くらいしか観るところがなかった。風情あるキルシュガルデンという一画に行ったがたいしたことはなかった。旅行最後の日だが早めにホテルに戻りテレビを観ながらまったりとくつろいだ。





10日目
朝チェックアウトを済ませフランクフルト空港へ。この旅での列車移動はジャーマンレイルパスを使ってきた。しかしこの最後の短い移動には日程を残してなかった。ついそのことを忘れていつものように列車に乗った。切符を買わずに!マズい!列車の中でそれに気づいて慌てた。「たのむから切符の点検にこないでくれ!」とひたすら願った。そのセコい願いは通じて無事フランクフルト空港へ着いた。ごめんなさいDB(ドイツ鉄道)。空港でチェックインを済ませば気分はもう我が家へ。家で待っている猫達を急に恋しく思う。でも、ドイツにはまた来るよ、ライヴ旅行でね!

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by over-the-ocean | 2007-10-20 10:37 | 2007年 ドイツ | Comments(0)