2008年 イギリス二人ドライブ旅行(後編)

★前編からの続き★



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6日目
このホテルでも豪華なダイニングでおいしいフルイングリッシュブレックファストを食べた。チェックアウト後、ホテルの横にあるモデルヴィレッジを見学。ミニチュアサイズの古い町並みが観れる。まるでガリバーになったよう。それから車で向かったのはコッツウォルズの中でも穴場的なスローターズ。アッパースローターとロアースローターとあるが、どちらも素敵!本当にのどかで時空を越えてたどり着いたような場所。まだ早朝の静けさの余韻が残る中、小さな川の流れだけが動画となり、他は歴史の本の中の静止画とでもいうような・・・。数人の観光客と擦違うがみんな静けさのせいか小声であいさつをする。でもみんな笑顔、笑顔。知らない人同士でも自然と笑顔であいさつできる場所なんだな。もしかしたら、ここがコッツウォルズで一番素敵な所かもしれない、と思った。

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b0301568_1444201.jpg次に向かったのはストゥ・オン・ザ・ウォルト。しかしこの日、この町ではなにやら大イベントがあるらしく大勢の人がわんさか集まっていた。警察も沢山出動していた。車を停める所もない。しかたないので車で巡回しただけだった。町を出る途中住宅地へ迷い込み警官に止められた。「君らは見るからに道に迷っておるようじゃの~。どこへ行くつもりじゃ。」と聞かれたので「チッピングノートン」と言うと「そりゃ、全然違う方向じゃ!」と言って道を教えてくれた。何のイベントか知らないけど町中の住人がこぞって集まっているようだった。やっと町を出てチッピングノートンへ行った。「この町、何が見どころだっけ?」と二人でインフォメーションを訪ねた。デスクのおじさんにお勧めの観光スポットを聞いたら意外なことに応えに困ったおじさん。「・・いや~~、この町はたいしたものはないよ(苦笑)。あ、教会がいいかも!」だって。近くにあったおしゃれなカフェでお茶をして教会を見学し、この町を出た。


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続いてモートン・イン・マーシュに行った。しかしここも車に乗ったまま巡回だけで済ませた。でもここで超かわいい猫に会った。また住宅街に迷い込んだ私達。すると一軒の家から白黒で毛の長い猫が出てきた。まっすぐ私達の車の方に歩いてくる。窓を開けて「ネコちゃん!こんにちは!」と言うと「ニャ~ン」と返事して窓の下まで来た。さらには窓に前足を伸ばしてくる。かわいい!!!まるで私達に「迷ったの?どこ行くの?」と話しかけてくれたかのよう。癒された☆猫ちゃんに後ろ髪をひかれつつも向かったのはチッピングカムデン。はちみつ色の町並みは本当に素敵なのに町中全部といっていいくらい車だらけ。とにかく車が道端に縦列駐車しまくってある。写真を撮るのに困った。ちょっと残念。


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b0301568_14484258.jpgそれから私達はブロードウェイタワーに車を走らせた。山道を進んで人里離れた高台にタワーはあった。曇り空と強風の中にぽつんと佇むブロードウェイタワーはちょっと悲しげに見えた。でも、その隔離されたかのような哀愁漂う存在がかえって神秘的にも見える。タワーに入り螺旋階段を上ったらタワーの上に出る。天気が良ければ見晴らしも最高だったに違いないが、このどんより空の方がこのタワーには似合っていると思った。タワーを出て車に乗る前にさえないレストランでお茶をした。こんな辺鄙な所にある客の少ないレストランの女主人は無愛想だった。ブロードウェイの町に着いた頃には陽も傾きかけていた。小さいけれど田舎臭くない町ブロードウェイはどこかおしゃれ。高級ホテルもある。かわいい八百屋さんがあった。ハロウィンの季節だったので大きなカボチャが置いてあった。




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少しそぞろ歩いて、車で向かったのはこの日泊まるストラトフォード・アポン・エイヴォン。ホテルに着いたのは陽が沈む寸前の頃だった。女性好みのかわいいファブリックで飾られた部屋でホッとする。この町の観光は明日にして夕食をどこかで食べたい。オーナー夫人にお勧めを聞いたら近くのパブの料理がおいしいとのこと。早速行ってみた。パブの中は仕事帰りのサラリーマンや近所の人ですでに賑わっていた。このパブも古い建物で私好み。料理もやっぱりおいしかった。



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b0301568_14561961.jpg7日目
この日は午前中に観光を済ませてノッテインガムに向かう予定だった。しかし、シェイクスピアゆかりの観光名所を回っていると意外にも時間が押した。シェイクスピアの生家、彼の娘が嫁いだ家、彼の妻の実家、彼のお母さんの実家、さらには彼の孫娘の嫁ぎ先といった具合にこれでもかっというくらいの家巡りが観光スポットとなっている。確かにどの家も立派でアンティーク家具だらけで素敵。しかし、ガイドさんがいて突然長い説明をする。これで予定外に時間がかかった。やっと車に乗り込みいざノッティンガムへ!この日はノッティンガムのレンタカーショップに6時までに車を返さないといけなかった。時間はまだ十分ある。大丈夫!っとモーターウェイに乗った。途中サービスエリアで休憩。運転を交代して再び車を北に走らせる。しかし、突然大渋滞にハマった。なかなか進まない。なにか事故でもあったのだろうか?そのうちラジオからこのモーターウェイの先の方で事故が発生し渋滞となっている、という放送が耳に入ってきた。げげ!この速度でずっと渋滞ならノッティンガムに6時には着かない。困る。なんとか途中でモーターウェイを下り、下の道を走ることにした。しかしなぜかここでも渋滞!延々とノロノロ運転が続く。長く感じた。やっとノティンガムに着いたのは6時ちょうど。少し遅れても大丈夫だろう、と思いレンタカーショップを地図を見ながら探した。が、まったくわからない!「ノッティンガムでは車を運転しないほうがいい。イギリス人でも迷うようなゴチャゴチャした町だ」と聞いていたが本当にそうだった!迷路のよう。地図ではその先を曲がったあたりにある、と思っても寸前の道で一方通行となり進入禁止で遠回りをすることになる。さらに一方通行があり、また進路を変える。そうこうしているとどっちを向いて走っているのかわからなくなる。その繰り返し。頭が変になりそう。あたりはすっかり暗くなっているし。ヘトヘトになりやっとたどり着いたら早もう閉店してやがった!落胆した私達。それでも気を取り直して予約してある駅前のホテルまで向うが、ホテルに行くのもまた道に迷いまくる。「駅が目の前に見えているのに、また一方通行でここ入れない!!」っとキ~~ッとなる。駅近くのパーキングに一晩車を預けることにした。そしてやっとホテルの部屋に入った。グッタリ。「明日は朝一で車を返しに行こう!」と言ってみたが「明日は土曜だし、もし土日休みだったら・・・」「延滞料っていくらかな?」とか不安ばかりよぎる。近くのファーストフードで夕食を買って帰りホテルでウダウダしながら就寝。



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b0301568_1459263.jpg8日目
朝食を食べたら早速レンタカーショップに行った。昨日たどり着いたはずなのにまた迷う。も~~、イヤ!でも店は開いていた。借りた時と同様にまた手続きにもたつくのでイラッときたが延滞料も取られず無事返却。これで5日間のドライヴ旅行も終わった。ちょっと寂しい。でも、このノッティンガムではまた別の楽しみがある!二日間あるロックフェスティバルだ!昼頃に少しウインドウショッピングを楽しんだ後ロックフェスティバルの会場に行った。イギリスの年季の入ったロックファンだらけで満員御礼!背の低い私達だがステージ付近まで行き大いに楽しんだ。そこでは同じロックファンで以前からインターネット上では交流があったアメリカから来たベスとフランスから来たクレアとも初めて会えて嬉しかった。音楽が繋ぐ友情っていいものです♪それに大好きなミュージシャンとも会えて話せてハグしてこの上なくハッピーだった。






9日目
この日も朝からロックに浸る。ランチタイムで一度会場の外に出たが結局夜11時までフェスティバルを楽しんだ。本当に海外で観るランヴは良いです~~~。やめられません。

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b0301568_1503743.jpg10日目
朝早めにチェックアウトをしてホテルを出た。それから長距離バスに乗ってロンドンへ戻る。この日もいい天気。思えばこの旅の間はほぼ晴天だった。ロンドンでまず予約してあるホテルへチェックインした。が!このホテルがびっくりするほど汚い!!!狭い部屋は無理やりシングルルームにもうひとつベッドを押し込んだようなかんじで掃除なんてろくにしていない!ベッドカヴァーなんて最悪。汚れまみれだし破けているし。最後に泊まるホテルがこんなとは。ロンドンに泊まるならケチらず高めのホテルにした方がいいと、教訓になった。こんなホテルにいたくないのでさっさと観光に出た。観光の前に次の日のコーチのチケットを買っておこうと、駅に行くとチケット売り場は混んでいた。長い行列。その中に不思議な女性がいた。ひとりで話している。独り言などではなく、まるで私達には見えないなにかとおしゃべりをしているようだ。スペイン語っぽい。結構大声でその見えない妖精かなにかと話している。そのうち列に並んでいるみんなが彼女に釘付け。彼女がチケットを買う番になった。ちゃんと買えるのだろうかと思ったが窓口では普通にチケットを注文していた。でもチケットを待っている間もこっちを向いて妖精と大声で話す。わざとかな。もし他人に一人芝居を見てもらいたくてやっていたら大成功だ。もはや列に並ぶ人すべてが彼女を凝視。最後に大声で何かを発して去って行った彼女を見た私達の前に並んでいた黒人は大きく頭を振っていた。私達がチケットを買う番がきた。窓口にはおじさんが座っていた。しかし、このおじさんもまたひと癖ある。大の日本人好きだった!おじさんのデスクの上にはドラえもんやピカチュウといった日本グッズがあった。それに反応したら待ってましたとばかりに日本人大好きをアピール。「日本には女友達が何人もいて、よく訪ねて行くんだよ。広島にも行ったよ。」といって日本に行った時の写真を見せてくれた。日本人女性とやたらベッタリ並んで写っている。・・・なるほど!この人はまさに「ジャパニーズ専」と言われている人なんだ!ノッティンガムで知り合ったロンドン在住の日本人女性が教えてくれたことだがイギリス男性で日本人好きというのが結構いて日本人なら誰でもいい、というくらい日本人女性が好きらしい。このおじさんはまさにそれだった。ドラえもんの人形がやけに汚れていたのは毎回日本人女性が窓口に来るたびこのドラえもんを持ってお金をドラえもんが運ぶしぐさをしてウケをねらっているからだろう・・。どうでもいいが、日本についての話を結構していた。後ろにはまだ長い列ができていたというのに。ロンドン中心街で買い物を少しした。夕飯に入ったイタリアンレストランでの食事がおいしかった!夜は汚いホテルで渋々だが熟睡した。





10日目
朝早くホテルを出てコーチでヒースロー空港に向かった。空港内で買い物をした。フライトまでにはまだ時間があると思っていたのに警備の人らしき女性に声をかけられ「カタール行きに乗る日本人ですか?急いで乗ってください!走って!」と言う。でもまだ30分前じゃん。言われるまま走って搭乗した。でもなにごともなく、むしろ予定時間より遅れて飛んだ。・・なんだったんだ。カタール空港では3時間の待ち時間があった。ボ~っと座って人間ウォッチングなどをして過ごした。関空に着きバスで梅田に行きそこから電車で新大阪駅まで行き、満員の新幹線では立ったまま、無事我が家に帰った。やっと家で待っていた愛猫を抱きしめた。





追伸
この旅行が終わって10日ほどたったころに、なんとスピード違反の罰金請求が来た!いつのまにかイギリスでの気持ちいいドライヴに慣れ、違反をしてしまい取り締まりカメラに引っかかったらしい。旅行中「スピード違反してカメラにマヌケ面写されないようにしないとね~!」なんてふざけて言っていたのに冗談が本当になった。この旅にこんなオチが待っていようとは・・・・。どうせなら記念にその違反した瞬間に撮られた写真が欲しい。

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by over-the-ocean | 2008-09-21 15:11 | 2008年 イギリス | Comments(0)